東京のような過密が当たり前の都市では、ちょっとした隙間のような空間でも見つける、作り出すのは大変なことです。しかし、案外、見落とされがちな場所に、誰でもが自由に使える空間が拡がっています。それは、屋上です。勿論、既に、屋上を色々な形で活用されているケースも多いかと思いますが、そこにはまだまだ無限の可能性が埋もれているような気がします。そんな屋上の活用法について見ていきたいと思います。
屋上の活用状況?
建物の中でも、案外、その活用方法が限られてしまっているのが屋上ではないでしょうか。一般的な建物の場合、人が上がれるようになっていて、そしてそれなりに広いスペースが拡がっていても、その使われ方は次のようなものが多かったのではないでしょうか。
- 時々上がって、ただ単に眺望するだけの場所。
- 洗濯物を干す。
- 軽い運動をする場所として。
- 簡易的なテーブルや椅子等を利用してのBBQ。
勿論、それぞれ、ニーズがあってのものだと思いますが、余程、大規模なビル等で当初の設計段階から計画的な利用が想定されたものでない限り、まだまだ積極的な利用というにはほど遠いような気がします。
屋上にはまだまだ無限の可能性が!
しかし、地価の高い東京で屋上というスペースは、もっと見直されてもいいような気がします。先ほど挙げたような既存の屋上の利用方法は、「とりあえず余っている屋上で〇〇でもしてみようか。」といった程度かと思います。そうではなくて屋上というスペースは、プロデュースの仕方次第では、まだまだ無限の可能性を秘めているような気がします。その理由は、次のようなものです。
- 余計な仕切りがない空間が拡がっている使い勝手の良さ。
- 空に最も近い場所である解放感。
- 風や太陽の光をダイレクトに感じることが出来る心地よさ。
このように建物の中では実現できないような可能性を秘めているのが屋上なのです。
屋上の活用例
では、そんな無限の可能性秘めた屋上の活用例として、例えば次のようなものを提案させていただけるのではないかと思っています。
- ちょっと特別なリビング
- ・景色を楽しみながらゆったりと時が流れる場所
- 特別なゲストのためのとっておきの部屋
- 本格的なジャグジーやプールのあるスペース
- 都心にいても季節を感じることが出来る屋上庭園
- 芝生を張っての屋上緑化
勿論、既にこのような使われ方をしている屋上もあるかと思いますが、まだまだ可能性を秘めた屋上が、東京、いや日本中で見受けられます。そして、場合によっては、ちょっとしたことで収益化出来るものも眠っているのではないでしょうか。
今回は、屋上の持つ可能性について見てきました。
私達、東京借景では、空に最も近い場所「屋上」の在り方を見直すことで、様々な提案を
させていただきたいと思っています。勿論、私達が建物の構造や建築、設備工事等につい
て熟知したスペシャリストであるということがベースにあるのは当然のことです。
企画や設計、施工だけでなく、そこで使うものや演出のためのオブジェ等も含めてトータ
ルな空間、使い方を提案させていただきたいと思っております。
屋上という手つかずの資源をお持ちの方は、是非、一度、お話を聞かせてください。